IL34とは?
インターロイキン-34(IL34:Interleukin-34)は、単球、マクロファージ、破骨細胞を含む骨髄系細胞の生存、増殖および分化の重要な調節因子として作用する造血サイトカインです。IL34は、CSF‐1受容体(CSF‐1R)の組織特異的リガンドとして、包括的プロテオミクス分析により2008年に同定されました。このサイトカインは、M-CSF、特にそのレセプター(MCSF-R)と多くの共通の特徴を共有しており、その機能的重複が部分的に報告されています。IL34は種々の組織で発現し、脾臓で最も豊富に存在します。炎症に応答して、線維芽細胞および関節滑膜細胞のような他の細胞は、IL34 発現を上昇させます。最近の研究は、IL34レベルが関節リウマチ(RA)患者の血清、滑液、滑膜組織で上昇し、CSF‐1と同様に、関節リウマチ(RA)由来の線維芽細胞様滑膜細胞(FLS:fibroblast-like synoviocytes)においてTNFとIL‐1βにより誘導されることが報告されています。
■ プロテインテック抗体で開発したELISA製品
抗体メーカーであるプロテインテックでは、複数のアプリケーションで検証済みの『自社製造抗体』をスクリーニングし、最適な抗体ペアを選抜して、ELISAキットを開発しています。多くが完全長タンパク質抗原によって作製された抗体は、血清、血漿、細胞培養上清等、様々な生体サンプル*の内在性タンパク質を捕捉できるため、信頼性の高い確実な測定を可能にします。
* 測定可能なサンプルタイプは品番によって異なります。個別のデータシートをご確認ください。
*:右図は「抗体ペアの一例」を示します。抗体ペアとして「ポリクローナル/ポリクローナル」または「モノクローナル/モノクローナル」の組み合わせを使用している場合や、ウサギまたはマウス以外の免疫動物由来の抗体タイプがキット開発に使用されている場合もございます。