IL6Rとは?
インターロイキン-6(IL-6:Interleukin-6)は、感染、外傷、および免疫学的攻撃の間に様々な細胞によって産生される多面的サイトカインです。IL-6は、2つの異なる膜結合糖タンパク質、80kDaのIL-6結合サブユニット(IL-6R、CD126、gp80)および130kDaのシグナル伝達エレメント(gp130、CD130)からなる受容体複合体を介して作用します。IL-6が膜結合型IL-6Rに結合した後、IL-6とIL-6Rの複合体はgp130と会合し、レセプターを活性化します。gp130の発現はほとんど全ての器官でみられる一方、IL-6Rの発現は主に肝細胞および白血球亜集団(単球、好中球、T細胞、B細胞)に限定されます。可溶型のIL-6Rは、ヒトの血清および尿中に見出されます。
■ プロテインテック抗体で開発したELISA製品
抗体メーカーであるプロテインテックでは、複数のアプリケーションで検証済みの『自社製造抗体』をスクリーニングし、最適な抗体ペアを選抜して、ELISAキットを開発しています。多くが完全長タンパク質抗原によって作製された抗体は、血清、血漿、細胞培養上清等、様々な生体サンプル*の内在性タンパク質を捕捉できるため、信頼性の高い確実な測定を可能にします。
* 測定可能なサンプルタイプは品番によって異なります。個別のデータシートをご確認ください。
*:右図は「抗体ペアの一例」を示します。抗体ペアとして「ポリクローナル/ポリクローナル」または「モノクローナル/モノクローナル」の組み合わせを使用している場合や、ウサギまたはマウス以外の免疫動物由来の抗体タイプがキット開発に使用されている場合もございます。