INS(インスリン)とは?
インスリン(INS、Insulin)は、膵臓のβ細胞によって産生されるペプチドホルモンであり、体内の炭水化物(糖)および脂肪代謝の調節において中心的役割を果たします。グルコース利用、タンパク質合成、中性脂質の形成および貯蔵に関与します。インスリンは、A鎖とB鎖のペプチドからなる二量体であり、それぞれのペプチド鎖は、ジスルフィド結合によって連結されています。インスリンは、プロインスリンと呼ばれる前駆体分子として合成され、加工されて分泌されます。前駆体分子であるプロインスリンの中心部分は切断され、C-ペプチドとして放出されます。インスリンの欠失は、1型糖尿病を引き起こします。
■ プロテインテック抗体で開発したELISA製品
抗体メーカーであるプロテインテックでは、複数のアプリケーションで検証済みの『自社製造抗体』をスクリーニングし、最適な抗体ペアを選抜して、ELISAキットを開発しています。多くが完全長タンパク質抗原によって作製された抗体は、血清、血漿、細胞培養上清等、様々な生体サンプル*の内在性タンパク質を捕捉できるため、信頼性の高い確実な測定を可能にします。
* 測定可能なサンプルタイプは品番によって異なります。個別のデータシートをご確認ください。
*:右図は「抗体ペアの一例」を示します。抗体ペアとして「ポリクローナル/ポリクローナル」または「モノクローナル/モノクローナル」の組み合わせを使用している場合や、ウサギまたはマウス以外の免疫動物由来の抗体タイプがキット開発に使用されている場合もございます。