LBPとは?
LBP(リポ多糖結合タンパク質:Lipopolysaccharide-binding protein)は、BPI/LBP/Plunc スーパーファミリー、およびBPI/LBP ファミリーに属する血清糖タンパク質です。LBPは、急性期タンパク質であり、主に肝細胞により合成されます。LBPは、5~10μg/ml の濃度で正常血清中には存在し、急性期反応の誘発から24時間後に200μg/ml まで上昇します。LBPは、全てのグラム陰性菌の外膜に存在する糖脂質である細菌リポ多糖(LPS:lipopolysaccharides)のリピドA(lipid A)部分に結合し、CD14に対する親和性エンハンサーとして作用することで、CD14とLPSとの会合を促進します。
■ プロテインテック抗体で開発したELISA製品
抗体メーカーであるプロテインテックでは、複数のアプリケーションで検証済みの『自社製造抗体』をスクリーニングし、最適な抗体ペアを選抜して、ELISAキットを開発しています。多くが完全長タンパク質抗原によって作製された抗体は、血清、血漿、細胞培養上清等、様々な生体サンプル*の内在性タンパク質を捕捉できるため、信頼性の高い確実な測定を可能にします。
* 測定可能なサンプルタイプは品番によって異なります。個別のデータシートをご確認ください。
*:右図は「抗体ペアの一例」を示します。抗体ペアとして「ポリクローナル/ポリクローナル」または「モノクローナル/モノクローナル」の組み合わせを使用している場合や、ウサギまたはマウス以外の免疫動物由来の抗体タイプがキット開発に使用されている場合もございます。