LGALS9/Galectin-9とは?
ガレクチン(galectin)は、以前はS型レクチンとしても知られた、β-ガラクトシド結合タンパク質のファミリーです。ガレクチンは、細胞間および細胞-マトリックス間の相互作用の調節に関与します。ガレクチン‐9(Galectin-9、LGALS9)は、ガレクチンファミリーのタンデムリピート型のメンバーです。ガレクチン‐9は、主に3つのアイソフォームを有し、それぞれガレクチン‐9L、ガレクチン‐9M、ガレクチン‐9Sと命名されています。ガレクチン‐9のアイソフォームは、それぞれ355アミノ酸の長い型(ガレクチン‐9L:Long)、323アミノ酸の中くらいの型(ガレクチン‐9M:Medium)、311アミノ酸の短い型(ガレクチン‐9S:Short)として発現します。ガレクチン-9は、リンパ節や脾臓など様々な組織に遍在的に発現し、ホジキン病組織に過剰発現することが報告されています。ガレクチン-9は、化学誘引、アポトーシス、細胞分化の調節に関与し、抗アレルギー作用を有します。ガレクチン-9は、Tim-3のリガンドであり、これを介してガレクチン-9はTヘルパー1型リンパ球(Th1:T-helper type 1 lymphocyte)の細胞死を誘導できることが報告されています。
■ プロテインテック抗体で開発したELISA製品
抗体メーカーであるプロテインテックでは、複数のアプリケーションで検証済みの『自社製造抗体』をスクリーニングし、最適な抗体ペアを選抜して、ELISAキットを開発しています。多くが完全長タンパク質抗原によって作製された抗体は、血清、血漿、細胞培養上清等、様々な生体サンプル*の内在性タンパク質を捕捉できるため、信頼性の高い確実な測定を可能にします。
* 測定可能なサンプルタイプは品番によって異なります。個別のデータシートをご確認ください。
*:右図は「抗体ペアの一例」を示します。抗体ペアとして「ポリクローナル/ポリクローナル」または「モノクローナル/モノクローナル」の組み合わせを使用している場合や、ウサギまたはマウス以外の免疫動物由来の抗体タイプがキット開発に使用されている場合もございます。