MCAMとは?
MCAM(melanoma cell adhesion molecule、メラノーマ細胞接着分子)は、CD146またはMUC18としても知られ、当初メラノーマ進行のバイオマーカーとして同定された因子です。MCAM(CD146)は、免疫グロブリン(Ig)スーパーファミリーに属する膜貫通糖タンパク質です。構造的には、5つの免疫グロブリン(Ig)ドメイン、膜貫通ドメイン、細胞質領域からなります。MCAM(CD146)は、可溶型として存在することも報告されています。正常成人組織では、MCAM(CD146)は、主に血管内皮および平滑筋で発現します。MCAM(CD146)は、血管内皮細胞活性および血管新生における重要な細胞接着タンパク質であり、循環内皮細胞(CEC:circulating endothelial cells)のマーカーとして使用されています。
■ プロテインテック抗体で開発したELISA製品
抗体メーカーであるプロテインテックでは、複数のアプリケーションで検証済みの『自社製造抗体』をスクリーニングし、最適な抗体ペアを選抜して、ELISAキットを開発しています。多くが完全長タンパク質抗原によって作製された抗体は、血清、血漿、細胞培養上清等、様々な生体サンプル*の内在性タンパク質を捕捉できるため、信頼性の高い確実な測定を可能にします。
* 測定可能なサンプルタイプは品番によって異なります。個別のデータシートをご確認ください。
*:右図は「抗体ペアの一例」を示します。抗体ペアとして「ポリクローナル/ポリクローナル」または「モノクローナル/モノクローナル」の組み合わせを使用している場合や、ウサギまたはマウス以外の免疫動物由来の抗体タイプがキット開発に使用されている場合もございます。