P-Cadherinとは?
カドヘリンは、カルシウム依存性の細胞接着を媒介し、正常組織構造の維持において重要な役割を果たす、膜貫通糖タンパク質のファミリーです。P-カドヘリン(胎盤型カドヘリン/placental cadherin)は、CDH3(カドヘリン3)としても知られ、E-、N-、R-、B-カドヘリンを含むカドヘリンスーパーファミリーにおける古典的カドヘリンの一つです。P-カドヘリンの異常発現は、乳癌、胃癌、子宮内膜癌、卵巣癌、前立腺癌を含む多くの癌で報告されています。P‐カドヘリンは、可溶性フラグメント(可溶性 P‐カドヘリン)に切断される場合があり、それはヒト乳汁、精液、血清、乳頭吸引液(NAF:nipple aspirate fluid)中で見出されます。
■ プロテインテック抗体で開発したELISA製品
抗体メーカーであるプロテインテックでは、複数のアプリケーションで検証済みの『自社製造抗体』をスクリーニングし、最適な抗体ペアを選抜して、ELISAキットを開発しています。多くが完全長タンパク質抗原によって作製された抗体は、血清、血漿、細胞培養上清等、様々な生体サンプル*の内在性タンパク質を捕捉できるため、信頼性の高い確実な測定を可能にします。
* 測定可能なサンプルタイプは品番によって異なります。個別のデータシートをご確認ください。
*:右図は「抗体ペアの一例」を示します。抗体ペアとして「ポリクローナル/ポリクローナル」または「モノクローナル/モノクローナル」の組み合わせを使用している場合や、ウサギまたはマウス以外の免疫動物由来の抗体タイプがキット開発に使用されている場合もございます。