PGA5とは?
PGA5は、ペプシノーゲンIのアイソザイムの一つです。ペプシノーゲンIは、ペプチダーゼA1ファミリーに属するペプシン前駆体タンパク質で、15残基のシグナルペプチドおよび46残基のプロペプチドを含む388残基のアミノ酸からなります。ペプシノーゲンIは、胃体(corpus)の主細胞(chief cell)によってのみ分泌されます。ペプシノーゲンIの血清レベルは、胃体の萎縮の程度が増加するにつれて減少します(胃腺の喪失)。ペプシノーゲンIの血清レベルの低下は、胃癌の危険因子とされる慢性萎縮性胃炎の指標とされます。
■ プロテインテック抗体で開発したELISA製品
抗体メーカーであるプロテインテックでは、複数のアプリケーションで検証済みの『自社製造抗体』をスクリーニングし、最適な抗体ペアを選抜して、ELISAキットを開発しています。多くが完全長タンパク質抗原によって作製された抗体は、血清、血漿、細胞培養上清等、様々な生体サンプル*の内在性タンパク質を捕捉できるため、信頼性の高い確実な測定を可能にします。
* 測定可能なサンプルタイプは品番によって異なります。個別のデータシートをご確認ください。
*:右図は「抗体ペアの一例」を示します。抗体ペアとして「ポリクローナル/ポリクローナル」または「モノクローナル/モノクローナル」の組み合わせを使用している場合や、ウサギまたはマウス以外の免疫動物由来の抗体タイプがキット開発に使用されている場合もございます。