Prolactinとは?
プロラクチン(PRL:Prolactin)は、主に脳下垂体前葉のプロラクチン分泌細胞(lactotroph:ラクトトロフ)によって合成される、多面的なホルモンです。プロラクチンには多種多様な作用を示します。妊娠中や出生後には、乳房の成長や乳汁の分泌が引き起こされます。プロラクチン値は通常、妊婦中および新生児の母親で高い値を示します。また、プロラクチンは、代謝、免疫系の調節および膵臓の発生において必須の役割を果たします。妊娠中の正常なプロラクチン血清濃度は上昇し、インスリン抵抗性(IR:insulin resistance)は保持されます。また、高いプロラクチン値は、2型糖尿病(T2DM: type 2 diabetes mellitus)の低い発症率と関連することから、プロラクチンは糖代謝の調節に関与することが示唆されています。
■ プロテインテック抗体で開発したELISA製品
抗体メーカーであるプロテインテックでは、複数のアプリケーションで検証済みの『自社製造抗体』をスクリーニングし、最適な抗体ペアを選抜して、ELISAキットを開発しています。多くが完全長タンパク質抗原によって作製された抗体は、血清、血漿、細胞培養上清等、様々な生体サンプル*の内在性タンパク質を捕捉できるため、信頼性の高い確実な測定を可能にします。
* 測定可能なサンプルタイプは品番によって異なります。個別のデータシートをご確認ください。
*:右図は「抗体ペアの一例」を示します。抗体ペアとして「ポリクローナル/ポリクローナル」または「モノクローナル/モノクローナル」の組み合わせを使用している場合や、ウサギまたはマウス以外の免疫動物由来の抗体タイプがキット開発に使用されている場合もございます。