ST2とは?
ST2タンパク質は、IL1RL1(interleukin 1 receptor like 1)、DER4、T1としても知られている、インターロイキン1受容体ファミリーのメンバーです。ST2 遺伝子は、3つのスプライシングバリアントをコードし、可溶性分泌型、膜貫通形態型および未知の形態を含みます。自己免疫疾患患者を対象とした ELISA 測定研究において、全身性エリテマトーデス(SLE)、関節リウマチ(RA)、ウェゲナー肉芽腫症、ベーチェット病患者の血清検体の全てではないものの一部では、hST2濃度が、健常対照群に対して顕著に高いことが報告されています。ST2タンパク質は、ST2タンパク質の基礎研究および臨床的意義のさらなる明確化のための両面において重要な研究対象と考えられています。
■ プロテインテック抗体で開発したELISA製品
抗体メーカーであるプロテインテックでは、複数のアプリケーションで検証済みの『自社製造抗体』をスクリーニングし、最適な抗体ペアを選抜して、ELISAキットを開発しています。多くが完全長タンパク質抗原によって作製された抗体は、血清、血漿、細胞培養上清等、様々な生体サンプル*の内在性タンパク質を捕捉できるため、信頼性の高い確実な測定を可能にします。
* 測定可能なサンプルタイプは品番によって異なります。個別のデータシートをご確認ください。
*:右図は「抗体ペアの一例」を示します。抗体ペアとして「ポリクローナル/ポリクローナル」または「モノクローナル/モノクローナル」の組み合わせを使用している場合や、ウサギまたはマウス以外の免疫動物由来の抗体タイプがキット開発に使用されている場合もございます。