TIMP4とは?
TIMP4(TIMP metallopeptidase inhibitor 4)は、4つのメンバー(TIMP1、TIMP2、TIMP3、TIMP4)からなるTIMP(Tissue inhibitor of metalloproteinase)ファミリーに属し、MMP(Matrix metalloproteinases、マトリックスメタロプロテイナーゼ)の内因性インヒビターとして働きます。TIMPは、多くの類似点を有しますが、いくつかの構造的および生化学的差異を示し、発現パターンも異なります。TIMP4は、主に心血管構造に限定されることを特徴とします。TIMP4は、炎症を示す心血管障害における役割が示唆されています[PMID: 16521002 ]。TIMP4の過剰発現は、動脈バルーン損傷後のラットの動脈壁内で観察されています[PMID: 10082471 ]。TIMP4は、血管平滑筋細胞の遊走を抑制し、細胞アポトーシスを誘導します[PMID: 15350823 ]。また、毛細血管内皮細胞の遊走を阻害することが示されています[PMID: 16682001 ]。
■ プロテインテック抗体で開発したELISA製品
抗体メーカーであるプロテインテックでは、複数のアプリケーションで検証済みの『自社製造抗体』をスクリーニングし、最適な抗体ペアを選抜して、ELISAキットを開発しています。多くが完全長タンパク質抗原によって作製された抗体は、血清、血漿、細胞培養上清等、様々な生体サンプル*の内在性タンパク質を捕捉できるため、信頼性の高い確実な測定を可能にします。
* 測定可能なサンプルタイプは品番によって異なります。個別のデータシートをご確認ください。
*:右図は「抗体ペアの一例」を示します。抗体ペアとして「ポリクローナル/ポリクローナル」または「モノクローナル/モノクローナル」の組み合わせを使用している場合や、ウサギまたはマウス以外の免疫動物由来の抗体タイプがキット開発に使用されている場合もございます。