Uteroglobinとは?
ウテログロビン(Uteroglobin)は、クララ細胞分泌タンパク質(ara cell secretory protein)またはCC16とも呼ばれます。主に、気管気管支樹沿いに存在するクラブ細胞によって分泌され、受動的に血流に拡散し、糸球体濾過によって迅速に排除されます。ウテログロビンは、ステロイド依存性の免疫調節性サイトカイン様タンパク質であり、多くの脊椎動物の粘膜上皮細胞によって分泌され、いくつかのシグナル伝達経路に関与します。ウテログロビンは、肺において抗炎症性および抗毒性の作用を有し、閉塞性肺疾患を予防する可能性があることが示されています。 また、血液および気道におけるウテログロビンの低下は、慢性閉塞性肺疾患(COPD)の有病率および重症度との関連することが報告されています。ウテログロビンの欠損は、喘息に対する感受性と関連します。
■ プロテインテック抗体で開発したELISA製品
抗体メーカーであるプロテインテックでは、複数のアプリケーションで検証済みの『自社製造抗体』をスクリーニングし、最適な抗体ペアを選抜して、ELISAキットを開発しています。多くが完全長タンパク質抗原によって作製された抗体は、血清、血漿、細胞培養上清等、様々な生体サンプル*の内在性タンパク質を捕捉できるため、信頼性の高い確実な測定を可能にします。
* 測定可能なサンプルタイプは品番によって異なります。個別のデータシートをご確認ください。
*:右図は「抗体ペアの一例」を示します。抗体ペアとして「ポリクローナル/ポリクローナル」または「モノクローナル/モノクローナル」の組み合わせを使用している場合や、ウサギまたはマウス以外の免疫動物由来の抗体タイプがキット開発に使用されている場合もございます。