CCL22/MDCとは?
CCL22(C-C motif chemokine 22、C-C motif chemokine ligand 22)は、MDC(Macrophage-derived chemokine)としても知られる、ケモカイングループに属する因子です。ホメオスタシス条件下で恒常的に発現し、また、炎症時に誘導されます。CCL22は、単球、樹状細胞、ナチュラルキラー細胞、および慢性的に活性化されたTリンパ球に対して、走化活性を発揮する分泌タンパク質です。CCL22は、LPS、IL-4、IL-13により誘導され、T細胞ではTCR刺激によって誘導されます。これまでの研究は、CCL22は、多くのヒト腫瘍で発現し、制御性T細胞(T‐reg)を腫瘍組織に動員することを示しています[PMID: 32060848 ]。
■ プロテインテック抗体で開発したELISA製品
抗体メーカーであるプロテインテックでは、複数のアプリケーションで検証済みの『自社製造抗体』をスクリーニングし、最適な抗体ペアを選抜して、ELISAキットを開発しています。多くが完全長タンパク質抗原によって作製された抗体は、血清、血漿、細胞培養上清等、様々な生体サンプル*の内在性タンパク質を捕捉できるため、信頼性の高い確実な測定を可能にします。
* 測定可能なサンプルタイプは品番によって異なります。個別のデータシートをご確認ください。
*:右図は「抗体ペアの一例」を示します。抗体ペアとして「ポリクローナル/ポリクローナル」または「モノクローナル/モノクローナル」の組み合わせを使用している場合や、ウサギまたはマウス以外の免疫動物由来の抗体タイプがキット開発に使用されている場合もございます。