CCL3とは?
CCL3(C-C motif chemokine 3)は、MIP-1αとしても知られる、ケモカインファミリーに属する因子です。CCL3は、中枢神経系(CNS)でみられ、アストロサイト、ミクログリア、ニューロンで発現することが報告されています。CCL3は、受容体であるCCR1およびCCR5に結合します。CCL3とその受容体であるCCR1およびCCR5は、腫瘍増殖を促進し、破骨細胞分化を制御することにより、多発性骨髄腫での骨疾患の発症に関与します。CCL3は、メラノーマ、腎細胞癌、結腸直腸癌等の異なる腫瘍において、細胞増殖、血管新生、転移調節に関わります。さらに、CCL3は、軟骨肉腫細胞におけるマトリックスメタロプロテイナーゼ2(MMP2)の発現を上方制御することによって、細胞移動および転移を促進することが示唆されています。
■ プロテインテック抗体で開発したELISA製品
抗体メーカーであるプロテインテックでは、複数のアプリケーションで検証済みの『自社製造抗体』をスクリーニングし、最適な抗体ペアを選抜して、ELISAキットを開発しています。多くが完全長タンパク質抗原によって作製された抗体は、血清、血漿、細胞培養上清等、様々な生体サンプル*の内在性タンパク質を捕捉できるため、信頼性の高い確実な測定を可能にします。
* 測定可能なサンプルタイプは品番によって異なります。個別のデータシートをご確認ください。
*:右図は「抗体ペアの一例」を示します。抗体ペアとして「ポリクローナル/ポリクローナル」または「モノクローナル/モノクローナル」の組み合わせを使用している場合や、ウサギまたはマウス以外の免疫動物由来の抗体タイプがキット開発に使用されている場合もございます。