E-selectinとは?
E-セレクチン(E-selectin)は、ELAM-1またはCD62Eとしても知られ、L-セレクチンおよびP-セレクチンも含む接着分子のセレクチンファミリーのメンバーです。E-セレクチンは、誘導性の内皮細胞表面分子です。内皮細胞上での発現は、IL‐1、TNFα、リポ多糖類(LPS:lipopolysaccharide)のような種々の炎症性物質によって転写的にアップレギュレートされることが報告されています。さらに、内皮細胞から分泌されて、血清中において可溶型Eセレクチン(sE-セレクチン:soluble E-selectin)として検出される場合があります。炎症中、E-セレクチンは、損傷部位への白血球の動員に重要な役割を果たします。
■ プロテインテック抗体で開発したELISA製品
抗体メーカーであるプロテインテックでは、複数のアプリケーションで検証済みの『自社製造抗体』をスクリーニングし、最適な抗体ペアを選抜して、ELISAキットを開発しています。多くが完全長タンパク質抗原によって作製された抗体は、血清、血漿、細胞培養上清等、様々な生体サンプル*の内在性タンパク質を捕捉できるため、信頼性の高い確実な測定を可能にします。
* 測定可能なサンプルタイプは品番によって異なります。個別のデータシートをご確認ください。
*:右図は「抗体ペアの一例」を示します。抗体ペアとして「ポリクローナル/ポリクローナル」または「モノクローナル/モノクローナル」の組み合わせを使用している場合や、ウサギまたはマウス以外の免疫動物由来の抗体タイプがキット開発に使用されている場合もございます。