IL15とは?
インターロイキン15(IL-15:Interleukin 15)は、NK(ナチュラルキラー)細胞、NKT(ナチュラルキラーT)細胞、γδT(gamma delta T)細胞、およびCD8(+)T細胞を含む免疫系の多くの細胞の発生、成熟、機能に重要なサイトカインです。IL-15の発現は、NK細胞由来のIFNG(IFN-γ)を介して、B細胞の恒常性と機能に影響を及ぼします。IL-15は、IL‐2R β鎖およびγ鎖に特異的受容体鎖(IL‐15Rα)が会合して形成された、三量体IL‐15受容体(IL‐15R)複合体に結合して、シグナル伝達物質として作用します。IL15を過剰発現するトランスジェニックマウスは、ナイーブ状態において、メモリーCD8+T細胞数の増加を示し、細菌感染に対する防御が増強されることが報告されています。また、IL-15を欠損するマウスは、弱毒化マイコバクテリウム株に対する防御能が低下することが報告されています。
■ プロテインテック抗体で開発したELISA製品
抗体メーカーであるプロテインテックでは、複数のアプリケーションで検証済みの『自社製造抗体』をスクリーニングし、最適な抗体ペアを選抜して、ELISAキットを開発しています。多くが完全長タンパク質抗原によって作製された抗体は、血清、血漿、細胞培養上清等、様々な生体サンプル*の内在性タンパク質を捕捉できるため、信頼性の高い確実な測定を可能にします。
* 測定可能なサンプルタイプは品番によって異なります。個別のデータシートをご確認ください。
*:右図は「抗体ペアの一例」を示します。抗体ペアとして「ポリクローナル/ポリクローナル」または「モノクローナル/モノクローナル」の組み合わせを使用している場合や、ウサギまたはマウス以外の免疫動物由来の抗体タイプがキット開発に使用されている場合もございます。