IL17Aとは?
IL17a(Interleukin 17A)は、IL-17とも呼ばれる炎症性サイトカインの一つです。IL-17は、メモリーT細胞およびナチュラルキラー細胞によってのみ産生され、主に好中球の遊走と活性化を誘導します。また、このサイトカインは、NF-κBおよびマイトジェン活性化プロテインキナーゼの活性を調節します。また、一酸化窒素(NO)産生を増強すると共に、IL6およびシクロオキシゲナーゼ2(PTGS2、COX-2、cyclooxygenase-2)の発現を刺激します。IL-17の亢進は、関節リウマチ、乾癬および多発性硬化症を含むいくつかの慢性炎症性疾患と関連します。乾癬性皮膚病変では、Th17細胞およびそれらの下流で作用する分子、例えばIL-17およびIL-22の増加が報告されています。IL-17の受容体は、I型膜貫通タンパク質であり、上皮細胞、線維芽細胞、B細胞/T細胞、および単球細胞上に発現します。
■ プロテインテック抗体で開発したELISA製品
抗体メーカーであるプロテインテックでは、複数のアプリケーションで検証済みの『自社製造抗体』をスクリーニングし、最適な抗体ペアを選抜して、ELISAキットを開発しています。多くが完全長タンパク質抗原によって作製された抗体は、血清、血漿、細胞培養上清等、様々な生体サンプル*の内在性タンパク質を捕捉できるため、信頼性の高い確実な測定を可能にします。
* 測定可能なサンプルタイプは品番によって異なります。個別のデータシートをご確認ください。
*:右図は「抗体ペアの一例」を示します。抗体ペアとして「ポリクローナル/ポリクローナル」または「モノクローナル/モノクローナル」の組み合わせを使用している場合や、ウサギまたはマウス以外の免疫動物由来の抗体タイプがキット開発に使用されている場合もございます。