IL22とは?
インターロイキン22(IL22:Interleukin-22)は、Th17細胞(T helper 17 cells)、γδT細胞、NKT細胞、および比較的最近記載された自然リンパ球(ILC:innate lymphoid cells)によって産生される、IL‐10ファミリーのサイトカインです。IL-22は、IL-22R1と共にIL-10R2c鎖に結合して、IL22レセプター複合体を形成することから、IL-10と相互作用する可能性が示唆されています。受容体への結合は、可溶性受容体であるIL-22結合タンパク質(IL-22BP)によって遮断することができます。IL-22は、主に非造血系の上皮細胞および間質細胞を標的として、増殖促進と組織再生に役割を果たす可能性が示唆されています。IL-22は、炎症反応、S100やデフェンシンの刺激を介して免疫疾患に関与します。また、IL-22は、IL-10と同様に肝臓の肝細胞、肺や腸の上皮細胞の生存を促進します。
■ プロテインテック抗体で開発したELISA製品
抗体メーカーであるプロテインテックでは、複数のアプリケーションで検証済みの『自社製造抗体』をスクリーニングし、最適な抗体ペアを選抜して、ELISAキットを開発しています。多くが完全長タンパク質抗原によって作製された抗体は、血清、血漿、細胞培養上清等、様々な生体サンプル*の内在性タンパク質を捕捉できるため、信頼性の高い確実な測定を可能にします。
* 測定可能なサンプルタイプは品番によって異なります。個別のデータシートをご確認ください。
*:右図は「抗体ペアの一例」を示します。抗体ペアとして「ポリクローナル/ポリクローナル」または「モノクローナル/モノクローナル」の組み合わせを使用している場合や、ウサギまたはマウス以外の免疫動物由来の抗体タイプがキット開発に使用されている場合もございます。