Leptinとは?
レプチン(Leptin)は、脂肪細胞に由来する16kDaのホルモンであり、エネルギーバランス調節における役割から、肥満研究分野で注目されています。レプチンは、脂肪の蓄積に比例して脂肪組織から分泌され、視床下部における摂食行動調節に作用します。また、レプチンは、発癌、分裂促進、炎症誘発、血管新生促進に関連するため、腫瘍形成、腫瘍進行、転移に重要な役割を果たすことが示されています。レプチン遺伝子またはその制御領域の突然変異は、重度の肥満や性腺機能低下を伴う肥満を引き起します。また、レプチンは、2型糖尿病の発症への関与が示唆されています。
■ プロテインテック抗体で開発したELISA製品
抗体メーカーであるプロテインテックでは、複数のアプリケーションで検証済みの『自社製造抗体』をスクリーニングし、最適な抗体ペアを選抜して、ELISAキットを開発しています。多くが完全長タンパク質抗原によって作製された抗体は、血清、血漿、細胞培養上清等、様々な生体サンプル*の内在性タンパク質を捕捉できるため、信頼性の高い確実な測定を可能にします。
* 測定可能なサンプルタイプは品番によって異なります。個別のデータシートをご確認ください。
*:右図は「抗体ペアの一例」を示します。抗体ペアとして「ポリクローナル/ポリクローナル」または「モノクローナル/モノクローナル」の組み合わせを使用している場合や、ウサギまたはマウス以外の免疫動物由来の抗体タイプがキット開発に使用されている場合もございます。