MIFとは?
マクロファージ遊走阻止因子(MIF:Macrophage migration inhibitory factor)は、広範に発現され、ケモカイン様活性を示す自然免疫および適応免疫応答における上流のレギュレーターです。MIFは、アテローム性動脈硬化症、関節リウマチ、敗血症、喘息、および急性呼吸窮迫症候群のような炎症性疾患の病因に関与します。MIFは虚血性心筋によって発現され、I/R injury(虚血再灌流傷害)の間に全体的な心臓保護的役割を発揮する可能性が示唆されています。MIFは、免疫細胞の動員、サイトカイン産生の増幅、アポトーシス阻害、グルココルチコイドの免疫抑制作用を逆調節することによって、炎症過程を調節します。
■ プロテインテック抗体で開発したELISA製品
抗体メーカーであるプロテインテックでは、複数のアプリケーションで検証済みの『自社製造抗体』をスクリーニングし、最適な抗体ペアを選抜して、ELISAキットを開発しています。多くが完全長タンパク質抗原によって作製された抗体は、血清、血漿、細胞培養上清等、様々な生体サンプル*の内在性タンパク質を捕捉できるため、信頼性の高い確実な測定を可能にします。
* 測定可能なサンプルタイプは品番によって異なります。個別のデータシートをご確認ください。
*:右図は「抗体ペアの一例」を示します。抗体ペアとして「ポリクローナル/ポリクローナル」または「モノクローナル/モノクローナル」の組み合わせを使用している場合や、ウサギまたはマウス以外の免疫動物由来の抗体タイプがキット開発に使用されている場合もございます。