Osteoprotegerin/TNFRSF11Bとは?
オステオプロテゲリン(OPG:Osteoprotegerin)は、TNFRSF11B(Tumor necrosis factor receptor superfamily member 11B)またはOCIF(Osteoclastogenesis inhibitory factor、破骨細胞形成抑制因子)としても知られる、TNF(Tumor necrosis factor、腫瘍壊死因子)受容体スーパーファミリー(TNFRSF)のメンバーです。オステオプロテゲリンは、破骨細胞形成を阻害する分泌型糖タンパク質であり、骨密度の調節に関与します[PMID: 9108485 ]。オステオプロテゲリンは、RANKL(Receptor activator of nuclear factor kappa-B ligand)のデコイ受容体として作用し、RANKLの破骨細胞形成の機能を阻害します[PMID: 15180028 ]。また、オステオプロテゲリンは、TRAIL(tumor necrosis factor (TNF)-related apoptosis inducing ligand)の可溶性デコイ受容体として機能し、TRAIL誘導アポトーシスを阻害する可能性が示唆されています。TRAILは、オステオプロテゲリンが媒介する抗破骨細胞形成の機能を遮断します[PMID: 9603945 ]。
■ プロテインテック抗体で開発したELISA製品
抗体メーカーであるプロテインテックでは、複数のアプリケーションで検証済みの『自社製造抗体』をスクリーニングし、最適な抗体ペアを選抜して、ELISAキットを開発しています。多くが完全長タンパク質抗原によって作製された抗体は、血清、血漿、細胞培養上清等、様々な生体サンプル*の内在性タンパク質を捕捉できるため、信頼性の高い確実な測定を可能にします。
* 測定可能なサンプルタイプは品番によって異なります。個別のデータシートをご確認ください。
*:右図は「抗体ペアの一例」を示します。抗体ペアとして「ポリクローナル/ポリクローナル」または「モノクローナル/モノクローナル」の組み合わせを使用している場合や、ウサギまたはマウス以外の免疫動物由来の抗体タイプがキット開発に使用されている場合もございます。