RANKLとは?
RANKL(receptor activator of NF-kappaB ligand)としても知られるTNFSF11は、TNF(Ttumor necrosis factor/腫瘍壊死因子)サイトカインファミリーに属する因子で、破骨細胞分化抑制因子/オステオプロテゲリン(OPG:Osteoprotegerin)のリガンドとして作用し、破骨細胞の分化および活性化の鍵因子として機能します。RANKLは、多様な細胞系譜で特異的細胞によって産生され、骨格リモデリング、リンパ節器官形成、乳腺発生、熱調節を含む多種多様な生理学的過程に関与します。また、RANKLは、樹上細胞生存因子であり、T細胞依存性免疫応答の調節に関与することが示されています。RANKL欠損マウスは、Tリンパ球およびBリンパ球の初期分化における欠損を示し、妊娠中に小葉‐腺房の乳腺構造を形成できないことが報告されています。
■ プロテインテック抗体で開発したELISA製品
抗体メーカーであるプロテインテックでは、複数のアプリケーションで検証済みの『自社製造抗体』をスクリーニングし、最適な抗体ペアを選抜して、ELISAキットを開発しています。多くが完全長タンパク質抗原によって作製された抗体は、血清、血漿、細胞培養上清等、様々な生体サンプル*の内在性タンパク質を捕捉できるため、信頼性の高い確実な測定を可能にします。
* 測定可能なサンプルタイプは品番によって異なります。個別のデータシートをご確認ください。
*:右図は「抗体ペアの一例」を示します。抗体ペアとして「ポリクローナル/ポリクローナル」または「モノクローナル/モノクローナル」の組み合わせを使用している場合や、ウサギまたはマウス以外の免疫動物由来の抗体タイプがキット開発に使用されている場合もございます。