FABP1とは?
FABP1(Fatty acid‐binding protein 1、L‐FABP、Liver-type fatty acid-binding protein、肝臓型FABP)は、肝臓に豊富に発現する14KDaの細胞質タンパク質です。FABP1は、脂肪酸や他の多くの分子と結合することができ、細胞の長鎖脂肪酸や他の脂質リガンドの取り込み、輸送、代謝に関与します。FABP1の高い血清値は、肝障害と関連します[PMID: 27859489 、15653098 ]。FABP1のレベルは、肝細胞の代謝障害および機能障害のバイオマーカーとして、有用である可能性が示唆されています。
■ プロテインテック抗体で開発したELISA製品
抗体メーカーであるプロテインテックでは、複数のアプリケーションで検証済みの『自社製造抗体』をスクリーニングし、最適な抗体ペアを選抜して、ELISAキットを開発しています。多くが完全長タンパク質抗原によって作製された抗体は、血清、血漿、細胞培養上清等、様々な生体サンプル*の内在性タンパク質を捕捉できるため、信頼性の高い確実な測定を可能にします。
* 測定可能なサンプルタイプは品番によって異なります。個別のデータシートをご確認ください。
*:右図は「抗体ペアの一例」を示します。抗体ペアとして「ポリクローナル/ポリクローナル」または「モノクローナル/モノクローナル」の組み合わせを使用している場合や、ウサギまたはマウス以外の免疫動物由来の抗体タイプがキット開発に使用されている場合もございます。