KIM-1/HAVCR1とは?
A型肝炎ウイルス細胞受容体1(HAVCR1:Hepatitis A virus cellular receptor 1、別名 TIM-1:T-cell immunoglobulin and mucin domain 1、KIM-1:Kidney injury molecule 1、CD365)は、クラスIの膜内在性糖タンパク質であり、免疫グロブリン様ドメイン(Igドメイン)とムチンドメインを含む細胞外ドメインを有します。HAVCR1は、A型肝炎ウイルス(HHAV:hepatitis A virus)の膜受容体として機能します。また、HAVCR1は、T細胞活性化のための共刺激シグナルを提供し、末梢性トレランスの発生を阻害します。HAVCR1は、喘息およびアレルギー疾患の調節に関与する可能性が示唆されています。また、HAVCR1/KIM-1は、急性腎障害後に尿中に排泄されるため、腎尿細管障害のマーカーであることが報告されています。
■ プロテインテック抗体で開発したELISA製品
抗体メーカーであるプロテインテックでは、複数のアプリケーションで検証済みの『自社製造抗体』をスクリーニングし、最適な抗体ペアを選抜して、ELISAキットを開発しています。多くが完全長タンパク質抗原によって作製された抗体は、血清、血漿、細胞培養上清等、様々な生体サンプル*の内在性タンパク質を捕捉できるため、信頼性の高い確実な測定を可能にします。
* 測定可能なサンプルタイプは品番によって異なります。個別のデータシートをご確認ください。
*:右図は「抗体ペアの一例」を示します。抗体ペアとして「ポリクローナル/ポリクローナル」または「モノクローナル/モノクローナル」の組み合わせを使用している場合や、ウサギまたはマウス以外の免疫動物由来の抗体タイプがキット開発に使用されている場合もございます。