MCP-1/CCL2とは?
MCP1(Monocyte chemotactic protein 1)は、CCL2としても知られている、CCサブファミリーに属するケモカインです。MCP1は、単球、マクロファージ、および内皮細胞において発現します。ケモカインとは、免疫調節や炎症プロセスに関与する分泌タンパク質のスーパーファミリーです。MCP1の発現は、急性心筋炎患者の血清中で増加することが報告されています。MCP1は、虚血、出血、外傷、感染、低酸素、および末梢神経軸索切断を含む多くのタイプの中枢神経系(CNS)損傷においてアップレギュレートされます。さらに、MCP1は、乾癬や慢性関節リウマチ、アテローム性動脈硬化症のような単球浸潤を特徴とする疾患への関与が示唆されています。
■ プロテインテック抗体で開発したELISA製品
抗体メーカーであるプロテインテックでは、複数のアプリケーションで検証済みの『自社製造抗体』をスクリーニングし、最適な抗体ペアを選抜して、ELISAキットを開発しています。多くが完全長タンパク質抗原によって作製された抗体は、血清、血漿、細胞培養上清等、様々な生体サンプル*の内在性タンパク質を捕捉できるため、信頼性の高い確実な測定を可能にします。
* 測定可能なサンプルタイプは品番によって異なります。個別のデータシートをご確認ください。
*:右図は「抗体ペアの一例」を示します。抗体ペアとして「ポリクローナル/ポリクローナル」または「モノクローナル/モノクローナル」の組み合わせを使用している場合や、ウサギまたはマウス以外の免疫動物由来の抗体タイプがキット開発に使用されている場合もございます。