インデックスエラーの修正に利用可能 Lexogen UDI 12 nt Unique Dual Indexing System

Lexogen社UDI 12 nt Unique Dual Indexing Setsには、最大384種類のpre-mixed UDIs が含まれています。UDI配列は改良されており、インデックスエラーの修正に利用可能です。

• 384 種類の UDIs をご用意
• マルチプレックス化に利用可能、シークエンスランの費用を節約
• 8, 10, 12 nt の長さでリードアウト可能
• インデックス間の距離が最適化されており、優れたインデックスエラー修正

Lexogen 社の 12 nt UDIs をライブラリ調製の最後の工程である PCRステップでライブラリに添加します。このステップで、既にcDNAライブラリに付加しているイルミナ社アダプターの部分的な配列（図1、緑色と青色）が完全長になり、イルミナ社機器で読み取れるシークエンスライブラリになります。

図1. Lexogen社 12 nt UDIsをcDNAライブラリに付加する際のワークフロー

Lexogen社の12 nt UDIsは12塩基長のインデックスで、サンプル数やインデックス読み取り長に合わせてインデックス間の距離を最適化し設計しています。たいていの実験では、およそ9.1%の raw readにランダムなインデックシークエンスエラーが見られます（図 2A、橙色）。これらのリードは “undetermined”として下流の解析には使用されません。 Lexogen社のインデックスデザインでは、インデックス中の複数塩基にエラーがあり“undetermined”となったとしても、これらのリード（6.9% of the initial reads）から76%を救済することができ、結果として解析に使用可能なリードをはじめに得られたリードの97.8%まで上げることができます（図 2B）。

図2. エラー修正とリードアウトプットの最大化
2 nt UDI を付加した96サンプルのマルチプレックスライブラリについて、 Illumina Next-Seq 500でシークエンス解析した。
A) インデックスエラーのため9.1%のリードが“undetermined”（橙色）であった。
B) Lexogen社のエラー修正ツールにより、“undetermined”であったリードの76%がライブラリへと正しく割り当てられた。

Lexogen社の 12 nt UDIsは、様々なお客様のご要望にお答えできるよう、8, 10, または12 ntの長さでリードアウト可能です。より多くのサンプルでマルチプレックス解析を行う場合は、エラー修正を十分に活用できるよう、より長い塩基長でリードアウトすることをおすすめします。また、イルミナ機器によって、Set A（Forward Strand Workflow）とSet B（Reverse Complement Workflow）を用意しています。12 nt UDI Sets は、QuantSeq Library Prep Kits やCORALL Library Prep Kitsとセットでもご提供しています。

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