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技術情報

セルバイオラボ社 レトロウイルスによる遺伝子デリバリー

記事ID : 6971
研究用

3. レトロウイルスの力価測定


セルバイオラボ社 レトロウイルスによる遺伝子デリバリー プロトコール内で使用した商品

レトロウイルスの一般的なワークフロー

使用するキット

● QuickTiter™ Retrovirus Quantitation Kit(品番:VPK-120)

【構成内容】
1.QuickTiter™ Solution A
2.QuickTiter™ Retrovirus Solution B1
3.QuickTiter™ Retrovirus Solution B2
4.QuickTiter™ Solution C (2X)
5.CyQuant® GR Dye (400X)
6.QuickTiter™ Retrovirus RNA Standard

プロトコール

I:スタンダードカーブの作成

1.200μg/mL, 100μg/mL, 50μg/mL, 25μg/mL, 0μg/mL (1:2 serial dilution) でRNAのスタンダードを用意します。
遠心チューブに#1〜#9の番号を書きます。

2.20μL の1X QuickTiter™ Solution C をチューブ#2〜#9 に入れます。20μL の200μg/mL のRNAスタンダードを#1と#2 に 加えます。
チューブ#2 をよく混合し,20μL の混合液(100μg/mL)を次のチューブに入れます。同じステップを#8 まで繰り返します。#9 はブランクとして使用します。

3.それぞれの希釈液から5μL をとり,フルオロメーターに適したプレートに入れます。
95μL の1X CyQuant® GR Dye をそれぞれのサンプルに入ったウェルに加え,480/520nm フィルターセットで読みます。

 

II:アッセイ方法

1.適切な方法でパッケージングセルラインを用いてレトロウイルスを生産します。

2.ウイルスサンプル(最大2mL)を遠心チューブに入れ,10% FBSが入ったDMEM などの培地を使って,2mL にあわせます。
ネガティブコントロールは,必ず使用してください。同量のトランスフェクトしていないパッケージング細胞またはモックのパッケージング細胞培地の上清を使用してください。

3.10μl のQuickTiter™ Solution A をアッセイチューブに入れ,数回緩やかに混合します。37℃で30分間インキュベートします。

4.20μL のQuickTiter™ Retrovirus Solution B1 を加え,緩やかに混合し,すぐに20μl のQuickTiter™ Retrovirus Solution B2 を加え, ゆっくりと混合します。37℃で30分間インキュベートします。

5.12,000 x g で10分間遠心し,注意深く上清を取り除きます。残りの少量の液体は再度,12,000gで30秒遠心して,ペレットを吸わないように,少量サイズ用のピペットで取り除きます。

6.20μL の 1X QuickTiter™ Solution C を加え,ペレットを懸濁し,10秒間ボルテックスにかけて,よく混合します。

7.12,000 x g で5分間遠心し,5μL の上清をフルオロメーターに適したプレートに写し,新しく準備した95μL の1X CyQuant® GR Dye を加えます。480/520nm フィルターセットで読みます。

8.スタンダードカーブを用いて,レトロウイルスのタイターを測定します。

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