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技術情報

セルバイオラボ社 レトロウイルスによる遺伝子デリバリー

記事ID : 6972
研究用

4. レトロウイルスのトランスダクション


セルバイオラボ社 レトロウイルスによる遺伝子デリバリー プロトコール内で使用した商品

レトロウイルスの一般的なワークフロー

使用するキット

● ViraDuctin™ Retrovirus Transduction Reagent(品番:RV-200)

【構成内容】
・ViraDuctin™ Retrovirus Transduction Reagent A (100X)
・ViraDuctin™ Retrovirus Transduction Reagent B (100X)
・ViraDuctin™ Retrovirus Transduction Reagent C (8X)

プロトコール

1.トランスダクションの前日に,トリプシン処理し,細胞をカウントします。
0.2-2x105 細胞を2.0-3.0mL の培地で24ウェルプレートに播きます。
細胞を37℃で一晩インキュベートします。

2.トランスダクションを行う毎にレトロウイルス上清を滅菌したチューブに移します。5μL の ViraDuctin™ Retrovirus Transduction Reagent A (100X) を加え,ゆっくりと混合し,5μL のViraDuctin™ Retrovirus Transduction Reagent B(100X) を加えます。

3.37℃で30分間インキュベートします。

4.12,000 x g で10分間遠心し,注意深く上清を取り除き,ターゲット細胞用の新しい培地0.5mL で懸濁します。

5.24ウェルプレートにから培地を取り除き,0.5mL のRetrovirus-ViraDuctin™ 混合液を細胞に入れます。

6.37℃で一晩インキュベートします。

7.培地で1X になるように,適切な量のViraDuctin™ Retrovirus Transduction Reagent C (8X) を希釈します(例えば,70μL の8X Reagent C を490μL の培地に加えます。)

8.Retrovirus-ViraDuctin™ 複合体を含む培地を除去し,0.5 mL の培地を入れます。

9.完全にトランスダクション複合体を取り除くために,希釈したViraDuctin™ Retrovirus Transduction Reagent C (1X) をそれぞれのウェルに加え, 30-60秒間ゆっくりと揺らします。すぐにReagent C が含まれる培地を取り除き,0.5mL の培養培地と交換します。
複合体を完全に取り除くために,2回培地で洗浄します。

10.トランスダクション48-72時間後,次のステップに進んでください。
安定株を選択するには,培地を抗生物質を含むものに交換し,3-4日ごとに抗生物質耐性コロニーができるまで続けます。

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