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受容体誘導性カルシウム流入シグナルの機能に関する見解の一致に向けて

Toward a Consensus on the Operation of Receptor-Induced Calcium Entry Signals

Perspectives

Sci. STKE, Vol. 2004, Issue 243, pp. pe39, 27 July 2004
[DOI: 10.1126/stke.2432004pe39]

Donald L. Gill1* and Randen L. Patterson2*

1Department of Biochemistry and Molecular Biology, University of Maryland School of Medicine, Baltimore, MD 21201, USA.
2208 Mueller Laboratory, The Pennsylvania State University, University Park, PA 16802, USA.
*Corresponding authors. E-mail: dgill@umaryland.edu (D.L.G); runkinatiaaar@aol.com (R.L.P.)

要約 : 受容体誘導性Ca2+シグナルには、細胞内貯蔵からのCa2+放出と、細胞膜を横切る細胞外Ca2+の流入の両者が関与している。Ca2+流入を仲介するチャネルや、それらの機能を制御する機構は依然として謎のままである。今回われわれは、Ca2+流入過程に関する現時点での見解を厳密に評価し、Ca2+貯蔵の枯渇は受容体誘導性Ca2+流入チャネルの主な引き金であるという、広く支持された仮説に若干の修正を検討する。生理的条件下では、受容体によって誘導される貯蔵の枯渇は極めて限られている可能性がある。いくつかの異なるチャネルの活動が、受容体誘導性のCa2+流入を仲介すると考えられ、それらのチャネルの活性化は、極めて多様な共役過程を介して生じることが観察されている。

D. L. Gill, R. L. Patterson, Toward a Consensus on the Operation of Receptor-Induced Calcium Entry Signals. Sci. STKE 2004, pe39 (2004).

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