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可逆性アセチル化を認識する

AcK-knowledge Reversible Acetylation

Perspectives

Sci. STKE, Vol. 2004, Issue 245, pp. pe42, 10 August 2004
[DOI: 10.1126/stke.2452004pe42]

Todd Cohen and Tso-Pang Yao*

Department of Pharmacology and Cancer Biology, Duke University, Durham, NC 27710, USA.
*Corresponding author. E-mail: yao00001@mc.duke.edu

要約 : 1966年、可逆的アセチル化を受ける最初のタンパク質としてヒストンが同定された。その後30年間のヒストンアセチル化に関する研究は、遺伝子転写やクロマチンの再構築が分子レベルで制御される機構の解明において重要なものとなってきた。しかしこのヒストン重視によって、可逆的アセチル化とこの反応を触媒する酵素に関する我々の知識は、主としてクロマチンに関連した細胞過程に限定されてきた。可逆的アセチル化の研究は、事実上ヒストンアセチル化の研究と同義になっていた。最近の進展(アセチル化タンパク質検出能力の向上、新たなアセチル転移酵素や脱アセチル化酵素の特性解明、これらの酵素に対する特異的阻害剤の同定など)によって、このヒストン中心のパラダイムはおそらく可逆的アセチル化が制御する細胞過程の一部を反映しているにすぎないことが明らかになってきた。新たな研究により、可逆的アセチル化が多様な領域で果たす予想外の役割が解明され、それによってタンパク質アセチル化が遺伝子転写やクロマチン再構築を超えて機能する極めて多才なシグナル伝達修飾として確立された。

T. Cohen, T.-P. Yao, AcK-knowledge Reversible Acetylation. Sci. STKE 2004, pe42 (2004).

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