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αサブユニットの位置とGABA受容体の機能

Alpha Subunit Position and GABA Receptor Function

Perspectives

Sci. STKE, Vol. 2005, Issue 270, pp. pe5, 8 February 2005
[DOI: 10.1126/stke.2702005pe5]

David R. Burt*

Department of Pharmacology, University of Maryland School of Medicine, Baltimore, MD 21201, USA.
*Corresponding author. E-mail: dburt@umaryland.edu

要約 : GABAA(γ-アミノ酪酸A型)受容体はリガンド依存性イオンチャネルで、5つのサブユニットで構成されており、通常は2つのαサブユニット、2つのβサブユニット、1つのγ2サブユニットからなる。α1またはα6サブユニットを含む数組のサブユニットを人工的に結合させた最近の研究では、GABAA受容体機能の決定においてサブユニットの位置が重要であることが明らかとなっている。ベンゾジアゼピン系薬物への感受性は、α1サブユニットとγ2サブユニットが並置することに依存していたが、一方でフロセミドへの感受性はα6サブユニットの存在のみに依存し、その特定の位置とは関係がなかった。サブユニットの連結というアプローチの主な有用性は、特定のサブユニット配置が示す機能的特徴を発見するための手法となり、それによってin vivoでそのような配置を特定する手段を提供することにある。

D. R. Burt, Alpha Subunit Position and GABA Receptor Function. Sci. STKE 2005, pe5 (2005).

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