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後シナプス側からの進歩:シナプス分化におけるシグナル伝達

Progress from the Pos1tsynaptic Side: Signaling in Synaptic Differentiation

Perspectives

Sci. STKE, Vol. 2005, Issue 274, pp. pe9, 8 March 2005
[DOI: 10.1126/stke.2742005pe9]

Thomas Biederer*

Department of Molecular Biophysics and Biochemistry, Yale University, New Haven, CT 06520, USA.
*Corresponding author. E-mail: thomas.biederer@yale.edu

要約 : シナプスの分化を媒介するシグナルは、シナプス形成および神経系の発生を理解するために非常に重要である。最近の進歩から、この過程における膜結合性および可溶性のシグナル伝達経路の役割が強調されるようになってきた。後シナプスの接着分子であるニューロリギン1、ニューロリギン2、SynCAM1は、標的由来のシグナルを伝達し、これによりシナプス前末端が構築される。逆方向では、ニューロリギンはまた、前シナプスに存在するパートナーであるβ-ニューレキシンとの相互作用を通して、後シナプス部位にシグナルを中継する。接着を基盤としたこのシステムは、特殊化した後シナプスでの神経伝達物質特異性を決定するのに役立つ。さらに、線維芽細胞増殖因子FGF-22について示されたように、標的ニューロンから可溶性分子が放出され、前シナプスの分化を開始させる。このPerspectiveでは、初期のシナプス分化シグナルに関する新しい洞察を要約し、その基盤をなす原理について論じる。

T. Biederer, Progress from the Postsynaptic Side: Signaling in Synaptic Differentiation. Sci. STKE 2005, pe9 (2005).

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