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成人骨髄幹/前駆細胞(MSC)は培養中の微小環境「ニッチ」によって前処理される:MSCの運命の調節に関する2段階の仮説

Adult Bone Marrow Stem/Progenitor Cells (MSCs) Are Preconditioned by Microenvironmental "Niches" in Culture: A Two-Stage Hypothesis for Regulation of MSC Fate

Perspectives

Sci. STKE, Vol. 2005, Issue 294, pp. pe37, 26 July 2005
[DOI: 10.1126/stke.2942005pe37]

Carl A. Gregory*, Joni Ylostalo, and Darwin J. Prockop

Center for Gene Therapy, Tulane University Health Sciences Center, 1430 Tulane Avenue, New Orleans, LA 70112, USA.
*Corresponding author. E-mail: cgregory@tulane.edu

要約 : 間葉幹細胞(MSC)は、骨髄に由来するクローン性の可塑性付着細胞であり、様々な組織系統、例えば骨芽細胞、脂肪細胞、軟骨細胞、筋芽細胞、肝細胞、そしておそらく神経細胞にさえ分化できる。MSCは多分化能を有し、培養すると容易に数が増えるので、組織修復および遺伝子治療への臨床利用の可能性に多大な関心が持たれている。その結果、多くの研究が実施され、動物モデルおよびヒト臨床試験において、MSCが移動して複数の器官に移植可能であることが証明された。移植および分化を引き起こす分子過程は複雑なので、MSC細胞の運命決定の基礎をなすメカニズムを理解するのは容易ではない。in vitro系においてでさえ、分化の誘導に必要な分子を同定ないし再現することは容易でない。このPerspectiveでは、培養中の微小環境因子の重要性を強調し、in vitroでのMSC分化が、培養微小環境中の因子による前処理、そして可溶性の分化因子に対する応答という2段階のメカニズムで制御されていることを示す。

C. A. Gregory, J. Ylostalo, D. J. Prockop, Adult Bone Marrow Stem/Progenitor Cells (MSCs) Are Preconditioned by Microenvironmental "Niches" in Culture: A Two-Stage Hypothesis for Regulation of MSC Fate. Sci. STKE 2005, pe37 (2005).

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