再生医療の生物学

The Biology of Regenerative Medicine

Perspectives

Sci. STKE, 5 June 2007 Vol. 2007, Issue 389, p. pe30
[DOI: 10.1126/stke.3892007pe30]

Ken Muneoka*

Department of Cell and Molecular Biology, Tulane University, New Orleans, LA 70118, USA.
Review and commentary on Regeneration Biology and Medicine, by David L. Stocum. Academic Press, an imprint of Elsevier, 2006, 448 pp., ISBN 13: 978-0-12-369371-6.
*Contact information. E-mail, kmuneoka@tulane.edu

要約 : 再生医療の目標は、傷害または疾患により能力が低下した人間の器官・組織の構造および機能を回復させることである。再生医療は比較的新しい分野で、複数のアプローチを用い、おもに組織工学、組織移植、幹細胞生物学に基礎を置いている。再生生物学および発生生物学の分野の進展により、再生医療が一変する可能性があることがますます明らかになりつつある。David Stocumは、次世代の再生科学の研究者のためにすべてをまとめようとした教科書を作成した。Regeneration Biology and Medicine(再生生物学と再生医療)は、この分野に進むことを考えているあらゆる人にとって素晴らしい参考になる。この教科書は、現在研究中の様々な系について極めて多くのページを費やしており、限界のある人間の再生能力を概念的に解き明かす手段として、線維症に対する再生能力の抵抗を中心テーマにしている。この教科書を執筆する際に、Stocumは様々な背景をもつ科学者の興味を幅広くカバーし、再生の生物学に積極的に関与している人と再生の臨床応用を目標にしている人が、概念的なクロストークを始めるきっかけを提供している。

K. Muneoka, The Biology of Regenerative Medicine. Sci. STKE 2007, pe30 (2007).

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