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インターフェロン50年:新しい分子、新しい可能性、新しい(そして古い)疑問

Interferon at 50: New Molecules, New Potential, New (and Old) Questions

Perspectives

Sci. STKE, 25 September 2007 Vol. 2007, Issue 405, p. pe53
[DOI: 10.1126/stke.4052007pe53]

Jerome A. Langer*

Department of Molecular Genetics, Microbiology, and Immunology, University of Medicine and Dentistry of New Jersey-Robert Wood Johnson Medical School, 675 Hoes Lane West, Piscataway, NJ 08854, USA.
*Corresponding author: E-mail, langer@umdnj.edu

要約 : I型インターフェロン(IFN)は、抗ウイルス活性により定義されるサイトカインのファミリーであるが、抗増殖、抗腫瘍、免疫調節作用など広範囲にわたる生物活性を有する。このような活性を反映しているのは、ウイルス感染、抗腫瘍療法、多発性硬化症に対する多様な治療への利用である。I型IFNはいずれも、共通のヘテロ二量体から成る受容体を通してシグナル伝達を行う。共通の受容体を活性化させるこのように大規模なサイトカインファミリー(17個のヒトIFN)が存在することは異例である。さらに、IFNはアッセイにより相対的な効力が様々であり、機能的に等価ではない。この機能的多様性が共通受容体を通してどのように媒介されるのかはまだ解明されていない。これまでの報告から、特に抗増殖および抗腫瘍活性に関して、IFNと低親和性受容体のサブユニットIFNAR-1との相互作用が異なる活性の驚くべき鍵であることが浮き彫りになった。2つの研究グループが、対照的な検討方法を用いて、新規の活性特性を有する変異IFN-αタンパク質を作成した。これらの進歩は、IFN-受容体相互作用をより良く理解することで治療の可能性が高まることを予告すると同時に、機構に関する興味深い疑問を提起している。

J. A. Langer, Interferon at 50: New Molecules, New Potential, New (and Old) Questions. Sci. STKE 2007, pe53 (2007).

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