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免疫系における細胞外ATPは単なる「危険信号」ではない

Extracellular ATP in the Immune System: More Than Just a "Danger Signal"

Perspectives

Sci. Signal., 3 February 2009
Vol. 2, Issue 56, p. pe6
[DOI: 10.1126/scisignal.256pe6]

Alain Trautmann

Institut Cochin, Université Paris Descartes, CNRS (UMR 8104), Paris, France. Inserm, U567, Paris, France.
* Corresponding author. E-mail: alain.trautmann@inserm.fr

要約 : 細胞外アデノシン三リン酸(extracellular adenosine 5'-triphosphate:eATP)は、細胞間シグナル伝達に普遍的に利用される。休止細胞を取り囲む「暈(halo)」内のeATP濃度([eATP])が低いと、隣接する生細胞の存在を示すシグナルとなる。一過性の[eATP]の上昇は、基本的な生理学的シグナルとして、神経系および循環器系において利用される。細胞死に伴う大幅な[eATP]上昇は、炎症過程における重要な「危険信号」としての役割を果たす。今回、2件の研究により、免疫系におけるATPの役割が示された。1つ目の役割は、T細胞に共刺激シグナルを送ることである。2つ目の役割は、腸内IL-17産生ヘルパーT細胞(TH17細胞)の分化を促進することである。

A. Trautmann, Extracellular ATP in the Immune System: More Than Just a "Danger Signal". Sci. Signal. 2, pe6 (2009).

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