【01】 キット構成品のアミノグアニジン(※抗糖化標準物質)の分子量は?塩酸塩ですか?
【02】 アミノグアニジンが抗糖化作用を示すメカニズムは?
アミノグアニジンは、糖化反応前期段階のアマドリ化合物や後期段階生成物である3-デオキシグルコソン分子内のカルボニル基に分子内のアミノ基が結合し、以降の反応の進行を阻止することで糖化反応阻害作用を示します。
薬理作用については、in vitroにおいて糖化反応によるAGEsの生成抑制とタンパク質の架橋・重合形成の抑制作用があると報告されています。
【03】 DMSOの入ったサンプルでの測定は可能ですか?
サンプル溶液中のDMSO濃度を0.2%以下であれば、影響はありません。それ以上の濃度で使用する時はDMSOのみの群を用意してコントロール群としてください。
【04】 中和コラーゲン溶液のコラーゲンの種類は?
ブタの皮膚由来コラーゲンになります。Ⅰ型コラーゲンが多く含まれると考えられます。
【05】 サンプルのpHに影響される評価系でしょうか?
サンプルのpHに影響される系となります。 キット付属の緩衝液でサンプル調整をお願いいたします。 とくに酸性が強いサンプルの場合、白濁したコラーゲンゲルがサンプル添加によって溶解し透明になることがあります。 ゲルが溶解した場合は、測定値に影響が出ますのでご注意ください。
【06】 37℃かつ湿潤状態が維持できるので、CO2インキュベーター使用で構わないでしょうか?
CO2インキュベーターではウェル内の緩衝液が酸性となってしまい、糖化反応に
影響が出てしまうため使用できません。CO2を遮断するために96ウェルプレートに密閉シール処理をしてしまうと、酸素供給が断たれ糖化反応が阻害されます。通常のインキュベーターを使用し、タッパーに湿らせたキムワイプ等を入れ、そこにプレートを静置して蓋をする方法を推奨しております。