CXCL9とは?
CXCL9(別名:MIG)は、CXCファミリーのメンバーであり、免疫細胞の走化性において重要な役割を果たします。CXCL9は、免疫細胞(Tリンパ球、NK細胞、樹状細胞、マクロファージ、好酸球等)、および非免疫細胞(肝星細胞、前脂肪細胞、甲状腺細胞、内皮細胞、腫瘍細胞、線維芽細胞等)を含む様々な細胞種によって分泌されます。CXCL9は、走化性を誘導し、白血球の分化および増殖を促進し、組織溢出(tissue extravasation)を引き起こす役割を果たします。CXCL9の機能は、ほとんどがその受容体CXCR3を介して媒介され、その後、p38およびErkのような細胞内シグナル伝達経路が開始されます。CXCL9は、様々な生理学的疾患の病因に対し、それらの開始と維持に関与します。
■ プロテインテック抗体で開発したELISA製品
抗体メーカーであるプロテインテックでは、複数のアプリケーションで検証済みの『自社製造抗体』をスクリーニングし、最適な抗体ペアを選抜して、ELISAキットを開発しています。多くが完全長タンパク質抗原によって作製された抗体は、血清、血漿、細胞培養上清等、様々な生体サンプル*の内在性タンパク質を捕捉できるため、信頼性の高い確実な測定を可能にします。
* 測定可能なサンプルタイプは品番によって異なります。個別のデータシートをご確認ください。
*:右図は「抗体ペアの一例」を示します。抗体ペアとして「ポリクローナル/ポリクローナル」または「モノクローナル/モノクローナル」の組み合わせを使用している場合や、ウサギまたはマウス以外の免疫動物由来の抗体タイプがキット開発に使用されている場合もございます。