GM-CSFとは?
GM-CSF(顆粒球マクロファージコロニー刺激因子:Granulocyte Macrophage colony-stimulating Factor)は、CSF2としても知られます。T細胞、マクロファージ、内皮細胞、線維芽細胞等の細胞が免疫刺激を受けることで産生し、重要な造血成長因子、免疫調節因子として機能します。GM-CSFは、骨髄前駆細胞を誘導して、顆粒球およびマクロファージの増殖を促す刺激剤として同定されました。また、成熟骨髄細胞の生存および活性化を促進することも示されおり、自然免疫恒常性の維持に働きます。近年、GM-CSFは、炎症誘発機能を有し、自己免疫疾患や炎症性疾患、特にTh17に起因する疾患の発症において、重要な役割を果たすことが示唆されています。また、GM-CSFは、生殖管によって産生されるembryokine として胚発生過程で機能することも報告されています。
■ プロテインテック抗体で開発したELISA製品
抗体メーカーであるプロテインテックでは、複数のアプリケーションで検証済みの『自社製造抗体』をスクリーニングし、最適な抗体ペアを選抜して、ELISAキットを開発しています。多くが完全長タンパク質抗原によって作製された抗体は、血清、血漿、細胞培養上清等、様々な生体サンプル*の内在性タンパク質を捕捉できるため、信頼性の高い確実な測定を可能にします。
* 測定可能なサンプルタイプは品番によって異なります。個別のデータシートをご確認ください。
*:右図は「抗体ペアの一例」を示します。抗体ペアとして「ポリクローナル/ポリクローナル」または「モノクローナル/モノクローナル」の組み合わせを使用している場合や、ウサギまたはマウス以外の免疫動物由来の抗体タイプがキット開発に使用されている場合もございます。