Granzyme Bとは?
グランザイムB(GZMB:Granzyme B)は、CGL1、CSPB、CTLA1、GRBとしても知られる、グランザイムサブファミリーに属する酵素です。グランザイムBは、細胞性免疫応答における標的細胞の溶解に必要とされます。グランザイムB(GZMB)は、細胞傷害性のリンパ球プロテアーゼであり、カスパーゼファミリーメンバーの直接的プロセシングおよび活性化を介して、アポトーシスを促進することができます。グランザイムBは、インターロイキン18(IL-18)やインターロイキン1a(IL-1a)を含むサイトカイン、フィブロネクチンや種々のプロテオグリカンを含む細胞外マトリックスタンパク質のプロセシングプロテアーゼとしても機能します。血漿中のグランザイムB濃度は、アトピー性皮膚炎および乾せん患者において、健常者対照群と比べて有意に高く、アトピー性皮膚炎における難治性のかゆみや皮膚炎の誘発に重要な役割を果たす可能性が示唆されています。
■ プロテインテック抗体で開発したELISA製品
抗体メーカーであるプロテインテックでは、複数のアプリケーションで検証済みの『自社製造抗体』をスクリーニングし、最適な抗体ペアを選抜して、ELISAキットを開発しています。多くが完全長タンパク質抗原によって作製された抗体は、血清、血漿、細胞培養上清等、様々な生体サンプル*の内在性タンパク質を捕捉できるため、信頼性の高い確実な測定を可能にします。
* 測定可能なサンプルタイプは品番によって異なります。個別のデータシートをご確認ください。
*:右図は「抗体ペアの一例」を示します。抗体ペアとして「ポリクローナル/ポリクローナル」または「モノクローナル/モノクローナル」の組み合わせを使用している場合や、ウサギまたはマウス以外の免疫動物由来の抗体タイプがキット開発に使用されている場合もございます。