IL1とは?
インターロイキン1(IL1:Interleukin-1)は、複数の生物学的役割を持つ炎症性サイトカインの一つです。IL1遺伝子ファミリーは、IL-1α、IL-1β、およびそれらの内在性インヒビターとして知られるIL-1RN(Interleukin 1 Receptor Antagonist)の3つのタンパク質をコードします。IL1-β(IL1-beta)は、主に血液中の単球や組織マクロファージによって産生され、急性炎症および慢性炎症の両方を媒介します。さらに、IL-1βは、細胞増殖、分化およびアポトーシスを含む様々な細胞機能に関与します。また、IL-1βは、宿主細胞とその環境の相互作用による発癌経路において、重要なメディエーターとして働くことが示唆されています。
■ プロテインテック抗体で開発したELISA製品
抗体メーカーであるプロテインテックでは、複数のアプリケーションで検証済みの『自社製造抗体』をスクリーニングし、最適な抗体ペアを選抜して、ELISAキットを開発しています。多くが完全長タンパク質抗原によって作製された抗体は、血清、血漿、細胞培養上清等、様々な生体サンプル*の内在性タンパク質を捕捉できるため、信頼性の高い確実な測定を可能にします。
* 測定可能なサンプルタイプは品番によって異なります。個別のデータシートをご確認ください。
*:右図は「抗体ペアの一例」を示します。抗体ペアとして「ポリクローナル/ポリクローナル」または「モノクローナル/モノクローナル」の組み合わせを使用している場合や、ウサギまたはマウス以外の免疫動物由来の抗体タイプがキット開発に使用されている場合もございます。