P21とは?
CDKN1A(p21、CIP1、WAF1)は、細胞周期および早期老化の適切な制御に必要とされます。p21は、サイクリン依存性キナーゼ(CDK)インヒビターであり、G1/S、G2/Mの移行において、CDK2およびCDK1活性を阻害することによって増殖を抑制します。p21は、p53の主要なメディエーターであり、G1期における細胞周期停止を誘導します。p21は、増殖細胞核抗原(PCNA)と相互作用し、S期のDNA複製およびDNA損傷修復において調節的役割を果たします。p21は、CASP3-like caspases によって特異的に切断されることが報告されています。このことは、CDK2の著しい活性化を誘導し、カスパーゼ活性化後のアポトーシスの遂行に関与することが示唆されています。p21の過剰発現は、細胞周期進行遺伝子の発現レベルを低下させ、老化誘導遺伝子を上昇させます。
■ プロテインテック抗体で開発したELISA製品
抗体メーカーであるプロテインテックでは、複数のアプリケーションで検証済みの『自社製造抗体』をスクリーニングし、最適な抗体ペアを選抜して、ELISAキットを開発しています。多くが完全長タンパク質抗原によって作製された抗体は、血清、血漿、細胞培養上清等、様々な生体サンプル*の内在性タンパク質を捕捉できるため、信頼性の高い確実な測定を可能にします。
* 測定可能なサンプルタイプは品番によって異なります。個別のデータシートをご確認ください。
*:右図は「抗体ペアの一例」を示します。抗体ペアとして「ポリクローナル/ポリクローナル」または「モノクローナル/モノクローナル」の組み合わせを使用している場合や、ウサギまたはマウス以外の免疫動物由来の抗体タイプがキット開発に使用されている場合もございます。