PGIIとは?
ペプシンの前駆体であるペプシノーゲンIおよびペプシノーゲンIIは、胃粘膜によって産生され、胃腔および末梢循環系に放出されます。胃粘膜の炎症、さらには胃体の萎縮性胃炎(AG:atrophic gastritis)への進行は、血清中バイオマーカーであるペプシノーゲンIおよびIIの変化と関連しています[PMID:23496362 ]。ペプシノーゲンII(PGII)は、プロガストリンまたはペプシノーゲンC(PGC:pepsinogen C)としても知られており、主に胃の主細胞(chief cell)で発現するアスパラギン酸プロテアーゼです。また、肺発生でII型細胞を同定するための、多くの既存マーカーよりも優れた新規マーカーであることが報告されています[PMID:14578117 ]。ペプシノーゲンIIは、タンパク質分解およびペプチド分解に関与します。
■ プロテインテック抗体で開発したELISA製品
抗体メーカーであるプロテインテックでは、複数のアプリケーションで検証済みの『自社製造抗体』をスクリーニングし、最適な抗体ペアを選抜して、ELISAキットを開発しています。多くが完全長タンパク質抗原によって作製された抗体は、血清、血漿、細胞培養上清等、様々な生体サンプル*の内在性タンパク質を捕捉できるため、信頼性の高い確実な測定を可能にします。
* 測定可能なサンプルタイプは品番によって異なります。個別のデータシートをご確認ください。
*:右図は「抗体ペアの一例」を示します。抗体ペアとして「ポリクローナル/ポリクローナル」または「モノクローナル/モノクローナル」の組み合わせを使用している場合や、ウサギまたはマウス以外の免疫動物由来の抗体タイプがキット開発に使用されている場合もございます。