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活性に優れた Humankine® 細胞培養や分化培地添加に最適ヒト pro IGF-II タンパク質

メーカー名：Proteintech Group, Inc.

ヒト pro IGF-II リコンビナントタンパク質（Human proIGF-II recombinant protein）は、細胞培養に最適な pro IGF-II 組換えタンパク質です。活性試験および純度試験を実施済みで、細胞培養培地に添加して使用できます。

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背景

proIGF-IIとは?

IGF2（insulin like growth factor 2/インスリン様成長因子2）は、細胞増殖、成長、遊走、分化、生存に関与するホルモンです。IGF2は、主に初期の胚および胎児の発生過程で発現されます。成体では、IGF2は、肝臓および脳表面の上皮細胞において発現します。また、IGF2は血漿中でも検出されます［PMID：24593700 外部リンク、23257688 ］。

Humankine® proIGF-II 商品について

アニマルフリー組換えヒトpro-IGF-IIは、ヒト293細胞で発現されるリコンビナントタンパク質です。単量体の糖タンパク質として発現され、見かけの分子量は25 kDaを示します。大腸菌で発現されるIGF-IIは、一般的に、7.5 kDaの分子量を示す非グリコシル化タンパク質です。グリコシル化は、細胞培地中での安定性に寄与します。本製品は、血清フリーの既知成分（chemically defined）培地で、ヒト細胞発現システムを用いて製造されます。

■ HumanKine®（ヒューマンカイン）とは?

『HumanKine®（ヒューマンカイン）』は、ヒト細胞（HEK293細胞）発現系によって産生された組換えタンパク質製品です。大腸菌等の細菌（原核生物）発現系によって得られるタンパク質とは異なり、ヒト（真核生物／哺乳動物）由来細胞を用いて産生されるタンパク質は、ネイティブ型のコンフォメーションを取り、適切な翻訳後修飾を受けた「本物」のヒトタンパク質（'authentic' human proteins）として機能し、優れた生物活性と安定性を示します。ヒューマンカインは、アニマルフリーおよびゼノフリー条件下で、タグが付加されないタンパク質として産生されます。エンドトキシンフリーのタンパク質をキャリアフリー包装にてお届けします。

「cGMPグレード」組換えタンパク質も提供できます

HumanKine®（ヒューマンカイン）は「標準研究グレード」に加えて「cGMPグレード」製品として提供できます。いずれのグレードであっても、米国のcGMPグレード施設で同一の発現系、製造工程、作業手順によって製造されています。そのため、2種類のグレード間における品質面や性能面の違いは実質的にはありません。それぞれのグレード間での大きな違いは、ISO 13484認証およびcGMP準拠の厳格な品質プロセスに準拠しているかどうかです。cGMPグレード製品の場合、規制に沿った文書化、徹底したQC、トレーサビリティ対応を実施しています。

標準研究グレード製品外部リンク

cGMPグレード製品外部リンク

標準研究グレード vs cGMPグレード
組換えタンパク質、サイトカイン、増殖因子の選び方
ヒト細胞発現タンパク質が臨床研究アプリケーションに優れている理由
国際単位（IU）で示されるHumanKine®組換えタンパク質の比活性の算出方法
［製品価格一覧］HumanKine®（ヒューマンカイン）
（※cGMPグレード製品は全て都度見積品となります。ご希望の品番と容量をお近くの販売代理店にお問い合わせください。）
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特長

■ Humankine® proIGF-II ヒト組換えタンパク質
商品名	ヒト proIGF-II タンパク質（Human proIGF-II recombinant protein）
品番	HZ-1161
種由来	ヒト
別名	proIGFII, pro IGF II
GeneID （遺伝子データベース情報）	3481
発現細胞	HEK293（Human Embryonic Kidney cells 293：ヒト胎児腎細胞293）
純度（Purity）	>95%
活性（Activity）	12-80 ng/mL EC50
分子量	25 kDa, monomer, glycosylated
反応性	ヒト、マウス
組成	10 mM Tris-HCl pH 7.4 + 350 mM NaCl, See Certificate of Analysis for details
安定性と保存方法	Lyophilized proteins are stable for 1 year from the date of receipt if stored between (-20℃) and (-80℃). Upon reconstitution we recommend that the solution can be stored at (4℃) for short term or at (-20℃) to (-80℃) for long term. Repeated freeze thaw cycles should be avoided with reconstituted products.
再溶解	Briefly centrifuge the vial before opening. It is recommended to reconstitute the protein in sterile 1xPBS containing 0.1% endotoxin-free recombinant human serum albumin (HSA). 関連商品：ヒト HSA タンパク質

試験データ

The activity was determined by the dose-dependent stimulation of the proliferation of MCF-7 cells (human breast cancer cell line) using the Promega CellTiter96® Aqueous Non-Radioactive Cell Proliferation Assay.

図1
The activity was determined by the dose-dependent stimulation of the proliferation of MCF-7 cells (human breast cancer cell line) using the Promega CellTiter96® Aqueous Non-Radioactive Cell Proliferation Assay.

The protein was resolved by SDS-polyacrylamide gel electrophoresis and the gel was stained with Coomassie blue. R represents reducing conditions and NR represents non-reducing conditions.

図2
The protein was resolved by SDS-polyacrylamide gel electrophoresis and the gel was stained with Coomassie blue. R represents reducing conditions and NR represents non-reducing conditions.