t-Plasminogen activatorとは?
組織プラスミノーゲン活性化因子(PLAT、Plasminogen activator, tissue、tPA、t-PA、Tissue-type plasminogen activator)は、組織型プラスミノーゲン活性化因子(アクチベーター)および分泌型セリンプロテアーゼであり、酵素前駆体であるプラスミノーゲンを線溶系酵素のプラスミンに変換します。組織プラスミノーゲン活性化因子(tPA)は、1本鎖として合成され、プラスミンによって2本鎖のジスルフィド結合タンパク質(33kDaと32kDa)に切断されます。また、細胞遊走および組織リモデリングに役割を果たします。tPA酵素活性の上昇は、線溶亢進(hyperfibrinolysis)を引き起こし、過剰な出血を生じます。また、tPA活性の低下は、線溶低下を引き起こし、血栓症または塞栓症を引き起こす可能性があります。tPAは、選択的スプライシングによって産生される、63kDa、33kDa、57kDaおよび44kDaの分子量の4つのアイソフォームを有します。
■ プロテインテック抗体で開発したELISA製品
抗体メーカーであるプロテインテックでは、複数のアプリケーションで検証済みの『自社製造抗体』をスクリーニングし、最適な抗体ペアを選抜して、ELISAキットを開発しています。多くが完全長タンパク質抗原によって作製された抗体は、血清、血漿、細胞培養上清等、様々な生体サンプル*の内在性タンパク質を捕捉できるため、信頼性の高い確実な測定を可能にします。
* 測定可能なサンプルタイプは品番によって異なります。個別のデータシートをご確認ください。
*:右図は「抗体ペアの一例」を示します。抗体ペアとして「ポリクローナル/ポリクローナル」または「モノクローナル/モノクローナル」の組み合わせを使用している場合や、ウサギまたはマウス以外の免疫動物由来の抗体タイプがキット開発に使用されている場合もございます。