TDP-43とは?
TDP-43(TAR DNA-binding protein 43、TARDBP)は、染色体に組み込まれたTAR DNAに結合し、HIV-1転写を抑制する転写抑制因子として最初に発見されました。また、CFTR遺伝子の選択的スプライシングを調節することも報告されています。Neumann et al.(2006)は、pathologic(病理的)TDP-43として知られる、TARDBPの高リン酸化、ユビキチン化、および切断型が、ユビキチン陽性、タウ、およびα-シヌクレイン陰性の前頭側頭痴呆(FTLD-U)および筋萎縮性側索硬化症(ALS)における主要な疾患タンパク質であることを報告しています。本製品は、in vivoでのTDP-43レベルの定量に使用できます。
■ プロテインテック抗体で開発したELISA製品
抗体メーカーであるプロテインテックでは、複数のアプリケーションで検証済みの『自社製造抗体』をスクリーニングし、最適な抗体ペアを選抜して、ELISAキットを開発しています。多くが完全長タンパク質抗原によって作製された抗体は、血清、血漿、細胞培養上清等、様々な生体サンプル*の内在性タンパク質を捕捉できるため、信頼性の高い確実な測定を可能にします。
* 測定可能なサンプルタイプは品番によって異なります。個別のデータシートをご確認ください。
*:右図は「抗体ペアの一例」を示します。抗体ペアとして「ポリクローナル/ポリクローナル」または「モノクローナル/モノクローナル」の組み合わせを使用している場合や、ウサギまたはマウス以外の免疫動物由来の抗体タイプがキット開発に使用されている場合もございます。