UCH-L1とは?
UCHL1(Ubiquitin C-terminal hydrolase 1)は、以前はPGP9.5として知られており、主にニューロン(神経細胞)および神経内分泌細胞で認められます[PMID: 6640310 ]。樹状突起と神経細胞体に非常に高濃度で存在します。UCHL1は、神経損傷のバイオマーカーとしても報告されています。UCHL1は、重症外傷性脳損傷後、7~9時間の半減期で、脳脊髄液(CSF)および血清中に検出されました[PMID: 27018834 、21309726 ]。UCHL1の血漿中濃度の上昇は、血液脳関門の透過性亢進と神経細胞の破壊を反映していることが示唆されています[PMID: 21428722 ]。
■ プロテインテック抗体で開発したELISA製品
抗体メーカーであるプロテインテックでは、複数のアプリケーションで検証済みの『自社製造抗体』をスクリーニングし、最適な抗体ペアを選抜して、ELISAキットを開発しています。多くが完全長タンパク質抗原によって作製された抗体は、血清、血漿、細胞培養上清等、様々な生体サンプル*の内在性タンパク質を捕捉できるため、信頼性の高い確実な測定を可能にします。
* 測定可能なサンプルタイプは品番によって異なります。個別のデータシートをご確認ください。
*:右図は「抗体ペアの一例」を示します。抗体ペアとして「ポリクローナル/ポリクローナル」または「モノクローナル/モノクローナル」の組み合わせを使用している場合や、ウサギまたはマウス以外の免疫動物由来の抗体タイプがキット開発に使用されている場合もございます。