DKK1とは?
DKK1(Dickkopf1)は、Dickkopfタンパク質の基礎的なメンバーであり、主にWnt/βカテニンシグナル伝達経路に拮抗するために、体内で分泌される糖タンパク質として同定されています。DKK1は、Wnt受容体複合体であるLRP5/6を補足します[PMID:31335221 ]。DKKは、脊椎動物の発生に重要な役割を果たし、前後軸パターン形成、四肢発生、体節形成、眼形成等のWnt調節プロセスを局所的に阻害します。成人では、Dkkは、骨形成および骨疾患、癌およびアルツハイマー病に関与することが示唆されています[PMID:22738799 ]。
■ プロテインテック抗体で開発したELISA製品
抗体メーカーであるプロテインテックでは、複数のアプリケーションで検証済みの『自社製造抗体』をスクリーニングし、最適な抗体ペアを選抜して、ELISAキットを開発しています。多くが完全長タンパク質抗原によって作製された抗体は、血清、血漿、細胞培養上清等、様々な生体サンプル*の内在性タンパク質を捕捉できるため、信頼性の高い確実な測定を可能にします。
* 測定可能なサンプルタイプは品番によって異なります。個別のデータシートをご確認ください。
*:右図は「抗体ペアの一例」を示します。抗体ペアとして「ポリクローナル/ポリクローナル」または「モノクローナル/モノクローナル」の組み合わせを使用している場合や、ウサギまたはマウス以外の免疫動物由来の抗体タイプがキット開発に使用されている場合もございます。