IL5とは?
インターロイキン5(IL5:Interleukin-5)は、当初、可溶性のT細胞由来因子として発見され、T細胞を枯渇させた状態でも免疫グロブリン産生性の活性化B細胞を誘導したため、T細胞代行因子(TRF:T cell-replacing factor)と呼ばれました。IL5は、好酸球の分化、成熟、アレルギー性の炎症部位における好酸球の動員および活性化で重要な働きをする造血サイトカインです。IL5はまた、好塩基球の発生、代謝、機能においても機能します。IL5は、少なくとも2つの鎖から構成されるIL-5受容体(IL-5R)を介して生物学的活性を発揮します。低親和性でIL5に結合するα鎖、およびIL5には結合せずIL5α鎖に結合するβ鎖を含み、高親和性のIL5受容体が構成されます。β鎖は、IL-3、IL-5およびGM-CSF受容体に共通しており、JAK/Stat経路を介してシグナル伝達することが示されています。
■ プロテインテック抗体で開発したELISA製品
抗体メーカーであるプロテインテックでは、複数のアプリケーションで検証済みの『自社製造抗体』をスクリーニングし、最適な抗体ペアを選抜して、ELISAキットを開発しています。多くが完全長タンパク質抗原によって作製された抗体は、血清、血漿、細胞培養上清等、様々な生体サンプル*の内在性タンパク質を捕捉できるため、信頼性の高い確実な測定を可能にします。
* 測定可能なサンプルタイプは品番によって異なります。個別のデータシートをご確認ください。
*:右図は「抗体ペアの一例」を示します。抗体ペアとして「ポリクローナル/ポリクローナル」または「モノクローナル/モノクローナル」の組み合わせを使用している場合や、ウサギまたはマウス以外の免疫動物由来の抗体タイプがキット開発に使用されている場合もございます。