MFG-E8とは?
MFG-E8(Milk fat globule-epidermal growth factor-factor 8)は、Lactadherinとしても知られる、細胞生理の正常/疾患状態に影響を及ぼす多機能性の分泌糖タンパク質です。MFG‐E8は、アポトーシス細胞の食細胞による除去(クリアランス)、抗炎症性、創傷治癒、動脈リモデリング、血管新生、造腫瘍性の増強および癌転移において役割を果たします[PMID: 21901532 、23972256 ]。MFG‐E8は、ムチン様ドメイン(mucin-like domain)、2回リピートのディスコイジン様ドメイン(discoidin-like domain、C-domain)、2回リピートのEGF様ドメイン(EGF-like domain)からなります。EGF様ドメインは、インテグリン結合モチーフ(RGD配列)を含みます[PMID: 11856354 ]。MFG‐E8は、様々な種類の細胞や組織で遍在的な発現パターンを示します。MFG-E8の発現変化は、ホメオスタシスの崩壊を引き起こし、多くの疾患に関連します[PMID: 27429513 ]。
■ プロテインテック抗体で開発したELISA製品
抗体メーカーであるプロテインテックでは、複数のアプリケーションで検証済みの『自社製造抗体』をスクリーニングし、最適な抗体ペアを選抜して、ELISAキットを開発しています。多くが完全長タンパク質抗原によって作製された抗体は、血清、血漿、細胞培養上清等、様々な生体サンプル*の内在性タンパク質を捕捉できるため、信頼性の高い確実な測定を可能にします。
* 測定可能なサンプルタイプは品番によって異なります。個別のデータシートをご確認ください。
*:右図は「抗体ペアの一例」を示します。抗体ペアとして「ポリクローナル/ポリクローナル」または「モノクローナル/モノクローナル」の組み合わせを使用している場合や、ウサギまたはマウス以外の免疫動物由来の抗体タイプがキット開発に使用されている場合もございます。